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Bon Iver / Bon Iver

Bon Iver / Bon Iver

去年新世代のアーティストとして大きく話題になったのはジェイムズ・ブレイクでしたが、彼とならんで名前をよく耳にしたのがこのボン・イヴェールでした。で、今年に入ってやっとWashed Outでチルウェイヴを初体験してみて、結構好きな路線だったので一応その流れでも語られるボン・イヴェールも遅ればせながら聴いてみました。

いまだにチルウェイヴというジャンルの定義はよくわかってませんが、それぞれのアーティストがもつ特徴という部分で違いはあれど、その名前があらわす通り、'80年代を意識させるニューウェイヴ感とテクノ以降の音像に共通点があるように思います。これってアシッドフォークを"今"の感覚でリバイバルしたフリーフォークと似た現象ですよね。というか、その延長線上と考えたほうがより自然なのかな。いずれにしても、この「テクノ以降」がそれを強く意識することなく自然な形で表れている、というところに新しさを感じました。個々の作品単位ではそういう作品はちらほらありましたけどね。フォークやブルースなんかと同列にテクノを無意識にアウトプットできる自分より明らかに若い世代なんだな、と思い知らされましたよ。自分もそこまで歳とってるわけではない・・・つもりなんですが。

内容はというと、アコースティックなサウンドを基調としつつ様々な楽器で幅広いアレンジを施し、ジャケの幻想的とも言える風景画をそのまま音にしたかのような楽曲が並んでいます。そんな幻想と現実の狭間を行き来する作風は、他でも言われているようにFleet Foxesに似た印象を持ちますが、前述した「テクノ以降」の感覚が加わることで、こと"新しさ"という点では本作に軍配が上がります。まさにこれが時代の音なんでしょう。起伏のあまりない平坦な楽曲が多いのに、アルバム1枚通して聴いていると徐々に昂揚感が高まっていくような感覚を覚えるんですよね。これはテクノに感じる昂揚感とすごく似ている気がしました。また、極寒で知られる中心人物ジャスティン・ヴァーノンの出身地、ウィスコンシン州の厳しい自然と本作をリンクさせるのにそういう音像が一役買っていて、作品により奥行きを与えることにも成功しています。

去年はあんまり新しい音楽に手を出せず、いつも聴いてるアーティストの新譜を追うのに手一杯だったので、こういう新しい音楽に出会うドキドキ感はかなり久々でした。やっぱUSインディーシーンは熱い!

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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

2012.03.05 | | コメント(3) | トラックバック(0) | ROCK(海外)

幻とのつきあい方 / 坂本慎太郎

幻とのつきあい方 / 坂本慎太郎

説明不要、元ゆらゆら帝国の中心人物坂本慎太郎による初ソロ作。バンドとしての
最終作となった『空洞です』のあともリミックス集、ライブ音源や未発表音源を集めた
アーカイブ作品が定期的に出たりしてたので、そんなに時間があいた感覚はありません
でしたが、よくよく『空洞です』のジャケを見るとリリースが'07年。オリジナル作
としては4年ぶりなんだなあと改めてちょっとびっくり。

そんな本作、バンドは解散してしまっても聴き手としてはやっぱり以前の作品との
つながりをどうしても意識してしまいます。そういう頭で最初聴き始めると、派手な
展開もなく反復が続く曲の構成なんかは『空洞です』の延長上なのかなとも思えたり。
しかし、聴き進めるとそういう反復がいままでのものとはまったく違うことにすぐ気が
つきました。以前の反復はミニマルを指向した無機質なものだったのに対し、本作での
それは黒人音楽に由来するようなすごく有機的な反復なんですよね。体を揺らしたくなる
ようなグルーヴが本作には漂っています。それは初回盤のみにつく全曲のインスト
ヴァージョンを聴くとより鮮明に感じることができました。「仮面をはずさないで」
なんかはもう完全にファンク。本作を作るに当たって、まずコンガの練習から始めたとか、
初めてベースを買ったとか、そういう経緯で曲の骨組みから手をつけていったというのも
大いに仕上がりに影響してそう。

一方で、歌というか歌詞の世界観は当然ですが坂本ワールドが相変わらず全開。
バンド解散後の坂本さんの気分とも取れるし、聴き手にもいろんな感じ方ができそうな
「幽霊の気分で」で一気に惹き込まれました。「何かが違う」は、タイトルとは相反する
ように歌詞は淡々と何も起こらない日常を描き出していて、震災後の違和感をこの人らしい
やり方で表現しているように思います。曲順は前後しますが、そうした今の状況の中で
普通に過ごしたいと願う「君はそう決めた」が一番好きな曲。この曲、この人の歌に
しては珍しく感情がこもってるんじゃないかなと思います。ほんのわずかですが。

雑誌では、本作は2011年現在の坂本慎太郎が作った作品であって、これからソロ活動が
始まるわけではないとも書いてたけど、願わくばゆったりしたペースでもいいので
継続してくれるといいな、と思います。

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2011.11.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | POP(日本)

STAR / 中島美嘉

STARS / 中島美嘉

気がつけばデビュー10周年の2年ぶり6枚目。デビュー時からずっとファンだったことを
考えると、何気に僕がずっと好きで聴き続けているアーティストとしては最長の部類
なのかも。そういえば1stはアメ村のタワレコで買った気がします。

毎度毎度のことですが、やはりバラードが出色の出来。特にドラマの挿入歌としても
使われた2曲目「一番綺麗な私を」は彼女の作品の中でも低く見積もっても確実に
ベスト3には入るんじゃないかな、と思います。もちろん僕の中ではNo.1ですが!
彼女の低いハスキーボイスの魅力が最大限に生かされたちょっと影のある歌詞も
良いですが、個人的には歌謡曲然とした雰囲気が好きなんですよね。この曲はぜひとも
紅白で見たかったなあ。残念ですが、やはり治療に専念して万全の状態に戻すことの
方が大事ですね。少しでもはやく良くなることをお祈りしてます。

そうしたバラード群の他もアップテンポな曲調ではあるものの、いつもよりは
若干抑え目のミディアムテンポって感じで、全体的に落ち着いた印象の作品に
仕上がっています。今までの作品ではバラードとダンスチューンが結構くっきり
わかれていて、アルバムとしてのトータル感に欠けていた部分もあったんですが、
本作はそのせいもあって1枚のアルバムとしても今までで一番まとまっている気が
しますね。そんな本作中盤では8曲目「LONELY STAR」が個人的に気に入っています。
スターという立場にいる彼女の本音の吐露とも思えるような歌詞が、アップテンポな
曲調との対比により楽曲とのコントラストという形で強調されていて、その光と影の
対比みたいなものが僕の中の中島美嘉像と重なるんですよね。勝手なイメエジですが。

さすがにデビュー10年ともなるといろんな意味で新鮮味は感じられなくなりますが、
彼女の歌声そのものはいつまでも聴き続けていたいと素直に思える素晴らしい
ものですね。よく"10年に一人の逸材"なんて言いますが、この10年で彼女に匹敵する
歌手を僕は知りません。

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2010.11.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | POP(日本)

昨日から

突然ですがツイッターを始めてみました。
上のタイトルのとこにもあるようにIDはsongline_999です。

きっかけはiTunesのpingってSNSみたいなのと連動したからと聞いて、どんなものかと勢いで
始めてみたのですが、pingの方がiTunesのストアに曲がないと何も出来ないためなかなかに微妙な
ものでした。けどまあ、ツイッター自体は今更ではありますが自分としては新鮮なので
しばらく様子見で続けていきたいと思います。

なんか、ツイッター始めたらこのブログも気になったりして、こちらも本当に再開の兆し…。
まあ、こんなこと何回も言ってるだけに我ながら信憑性が薄いですが。

レビューをどっちで書けばいいとか、ブログとツイッターの使い分けがまだイマイチ
わかってませんが、更新しながらその辺は慣れていこうかなと思います。

2010.11.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記

BLUE RONDO / 小島麻由美

BLUE RONDO / 小島麻由美

4年振りの新作ってことで、1年振りの更新のネタとしてはちょうどいいなと思い買って
みました。僕の気持ち的にもこのジャケみたいに今更更新してもいいんだろうか、
とちょっとおっかなびっくりって感じですしね(苦笑)。そんなわけで所謂"セシル三部作"
以降、新作が出ればチェックはしつつも徐々に興味が薄れつつあったので、4年の
インターバルで一体どんな変化があったのかな、程度の期待感を持って聴いてみたのですが、
これが予想外の完成度。もしかすると彼女の作品中最高傑作となりうるかも。

なんといってもガツンとインパクトがあるのが荒々しく鳴り響くガレージなドラム。
彼女の音楽をある程度聴いたことのある人なら誰もがおっと思うところでしょう。
そんな1曲目第1音から切り込んでくる爆音ドラムは、驚かされたと同時に個人的に大歓迎
でした。クレジットを見てみると、ドラマーが彼女のバックバンドとしてはお馴染みだった
ASA-CHANG氏から元デキシード・ザ・エモンズの八馬氏に代わったようで、その変化が
本作には如実にあらわれているようです。以前の作品にも、曲によってはラウドなものも
ありましたが、本作は明らかにこのドラムを軸に構成されているように思えるんですよね。
しっとりめの曲でも後ろでシンバルはシャンシャン、ドラムはバタバタと鳴り続けて
いますしね。最高。

そのおかげもあってかマイナー調の曲は影を潜め、明るい曲が増えて個人的に1stを
彷彿とさせる仕上がりになっているようにも思えます。勢いがあるというかふっ切れた感じ。
また、"セシル"以降の作品は曲ごとにばらつきがあってアルバム単位で好きになれる作品が
なかったのですが、本作はその点でもトータル感があって良いですね。これは僕の個人的な
好みもあるかもしれませんが、変幻自在で音楽的語彙の豊富なASA-CHANG氏のドラムより、
良い意味で一辺倒な八馬氏のドラムの方が、作品の中にひとつブレない部分ができる分、
曲調にある程度幅があっても作品全体としてはまとまっている印章なんですよね。

それにしても改めてクレジット見るとこのバックバンドはすごく良いですね。
鉄壁のバンドとふっ切れた彼女のソングライティング…。これは次作が楽しみといわざるを
得ない!そして次が出るまで本作を聴き続けられる自信もある!そんな好盤です。

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2010.03.18 | | コメント(2) | トラックバック(0) | ROCK(日本)

これから / 工藤礼子・工藤冬里

これから / 工藤礼子・工藤冬里

もうそろそろこの人たちの新作出てもいいのにな、と思いちょちょいと検索してみたら
ちょっと前に出てたよ!…という新作ライブ盤。同時発売(なのかな?)で同じ日の
パフォーマンスを収録した朝生愛のライブ盤も出ています。

単なるライブ盤とは一線を画する異様な存在感を感じさせる本作は、彼の指先から、
彼女の口から、二人の内から自然に出てきた音、声、さらには雑音も含めその場で
発生した音すべてが音楽になっていく様子をとらえた、ある意味ドキュメンタリーとも言える
ヒリヒリした臨場感を感じさせる作品に仕上がっています。一音たりとも聴き漏らすまいと
固唾を呑んで聴き入らせる魅力があるんですよね。

名義の通り、二人のうたとピアノのみの構成で、瑞々しいメロディを奏でつつ絶妙の
ズレと脱線を繰り返す工藤冬里のピアノ演奏は、いつもより生き生きとした躍動感があり、
穏やかな曲の中にも力強さを感じます。そして、それに寄り添うでもなく向かい合うでもなく、
風のようにたゆたう工藤礼子のうた。その歌声は決して感情豊かというわけではないし、
歌詞としても1行で終わる短いものばかりなのですが、聴き手に届くその言葉の一つ一つが
凜とした美しい響きを持っているんですよね。特に本作は、ライブでのパフォーマンスという
こともあってその印象が非常に強いです。

生み落とされた音楽をそのまま盤面に焼き付けた本作は、工藤冬里という人が一貫して
やってきたことを見事に結実させた、成熟とは対極にある作品ですね。

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2009.04.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ROCK(日本)

COMPOSTELA / 篠田昌已

 COMPOSTELA / 篠田昌已

10年ぐらい前に買いそびれて後悔していたところ、今年に入って再発されることを知り、
ずっと楽しみにしていた作品です。

JAGATARAをはじめ、渋さ知らズ、シェシズ、マヘルなどのゲスト参加に至るまで
その活動暦は多岐に及び、'92年惜しくも急性心不全により34歳で急逝した不世出の
サックス奏者、篠田昌已の'90年発表の初リーダー作。

本作ではクレツマーやらアイルランド民謡、さらにはオペレッタにチンドンと、
様々な種類の音楽が取り上げられていますが、そんな演奏される音楽のジャンルが
どうとかは二の次、三の次。ここにあるのは、喜も怒も哀も楽も、そのどれもが
そこらじゅうに転がっている日常に根ざした音楽であり、発せられた一音一音に宿る
力強さ、そしてそれらが紡ぐメロディは、世界中の人間に共通する原風景を
描き出していると思います。そういう意味で、これはまさに"現場"の音楽と言うべき
ものであり、ホールやライブハウスではなく路上でこそ鳴らされる音楽なんだと思います。

ただ、このことは本作に限ったことではなく、誰のどの作品であってもこの人の音は
変わらないんですよね。実際僕が聴いたことあるのは、前述のシェシズ、マヘル、
そして西村卓也氏とのデュオ作だけなんですが、このことはおそらく他の作品でも
間違いないでしょう。特に、初めて篠田氏の音に触れたマヘルでの客演は、
マヘルの牧歌的なメロディと彼の哀愁を帯びた演奏が最高にマッチしていて
今でも僕の中では最高のパフォーマンスです。

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2009.04.02 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ROCK(日本)

Super Ape / THE UPSETTERS

super_ape

ここ数年続いた自分の中でのサイケブームがようやく一段落し、ちょこちょこつまみ食い
程度に聴いていたクリック・ミニマル系から、BASIC CHANNELに代表されるミニマル・ダブや
BURIAL、2562あたりのダブ・ステップも少し聴くようになった去年の暮れ。これはいい機会かも
しれない、ってことで以前から興味はありつつノータッチだったダブをちゃんと聴いてみよう、と
思ったのでした。

で、下調べもろくにせずとりあえずやっぱりこれが基本なんだろう、と手に取ったのが本作。
ダブといえばなんとなくボトムがごっついエコーの効いたヘビーめの音っていうのが
最初のイメージだったんですが、いやはや本作のユルさには意表をつかれました。この後、
ペリー先生含めていくらかそれなりにダブ作品を聴いてみて、ああこれがこの人の味なのね、
ということは理解しましたが(笑)。

とはいえ、聴くたびに味わい深さを感じる類の作品であることも事実で、全体的には
どちらかというとふわふわした印象のサウンドですが、その実、音の配置やエコーのかけ方が
すごく細かいんですよね。それにより、スカスカユルユルな本作にレゲエ特有のミスティックな
雰囲気がしっかりと加味されていて、絶妙なバランスのやじろべえの如く、フラフラしてるのに
ブレはないというサウンドが出来上がっているように思います。また、個人的には
このブラック・アーク産特有(なのかな?)のまろみのある音の感じがすごく気に入りました。

'76年当時のジャマイカだと、きっとお世辞にもいい機材が整っていないはずで、そんなことを
考えるとこれは10年遡った『Pet Sounds』や『Song Cycle』にも比肩し得る音響作品
なんじゃないのかな、なんて思います。本作からダブを聴き始めはしましたが、結局行き着く
先もこの作品なのかも。

猿に始まり猿に終わる

なんちて。

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2009.03.06 | | コメント(0) | トラックバック(0) | REGGAE / DUB

Under Milk Wood / LSD MARCH

under_milk_wood.jpg

昨年末、おれわたへの投稿のために記事を書いていたら久々のディスクレビューが
すごく楽しくなったので、いいきっかけがあればブログ再開したいなー、なんて思っていた
んですよね。で、そんなタイミングでリリースされたのが本作。ドラマーの高橋幾郎氏との
二人組での作品です。

すべて聴けているわけではありませんが、ここ最近は発表されるアルバムごとに明確な
コンセプトがあって、おお、今回はこんな路線か、なんて驚いたりしたこともありました。
しかし、本作はご本人をして「ようやく1stアルバムができた」と言わしめる内容だけあって、
アシッド・フォーク的で静謐なナンバーから、轟音鳴り響くサイケデリック・ロック、さらには
アブストラクトなディープ・サイケとも言うべき曲(お経みたいな曲があってこれが最高!)まで、
彼らの魅力を見事に1枚に纏め上げた作品となっています。45分弱というコンパクトさも
個人的に好きですね。まさに代表作と呼ぶに相応しいアルバムだと思います。

雪景色をバックに手を温める道下氏、なモノクロ写真というこの情緒たっぷり季節感満載の
渋いジャケもたまらんですね。前述のお経みたいな曲を聴いていても、このジャケのおかげで
まるで行く年来る年でも見ているような、背筋が伸びて気が引き締まる感じがします(笑)。

また、そんな本作の雰囲気に反してスタジオでのセッションをそのまま収録したものだと
思われる、クレジットにはない最後の2曲がロックンロールで熱いノリなんですよね。
LSD MARCH的なストレートなロック作品も聴いてみたいなあ、なんて思いました。

テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

2009.02.20 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ROCK(日本)

近日

再開予定…


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2009.02.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記

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